ちょうちょうはっしのホワイトデー

インフルエンザが流行り、学級閉鎖が相次いでいます。
健康第一で気を張り詰めていた私も、高校入試が終わり、どっと疲れたのか、右目にものもらいができてしまいました。ほっといたらどんどんひどくなり、目が半分も開かない状態になり、やっとお医者さんにみてもらいました。

仕事はしてもいいとのこと、おいわさん状態で教室で待機していると、小学低学年が入ってくるなり
「わぁーどうしたの?」
「これじゃあ、学研お休みだね。学研閉鎖だー」
「いえいえ、お医者さんもOK出したし、学研はやりますよ。」
すると
「きょうはホワイトデーだね。何かもらえるの?」
「バレンタインに何ももらってないから、お返しはないですよ。」
するとたちまちチョコの絵を描いて
「どうぞ」
と私にくれました。
「ありがとう。これはホワイトデーのプレゼントかな?」
「ちがうよ、これはバレンタインのプレゼント!」
などと丁々発止(ちょうちょうはっし)のやりとり。

いつもだったらここで
「じゃあ」
と言ってお菓子のプレゼントをあげるんだけれど、今回は目のわずらわしさもあって、私に余裕がなく、何も出さないのを悟ると、今度はチョコの絵の裏に
「お大じに」のメッセージを書いてくれました。

1年生らしく、習った「大」の字だけ漢字で書いてあり、とても嬉しくほっこりしました。

次の教室では、何かかわいらしいお菓子のお返しをみんなにしようと心に決めました。

  


2024年03月18日 Posted by ほくしん at 10:18Comments(0)

ノルウェー大使③ノルディック大会


二日連続とびっきりの快晴の中、南魚沼市の欠之上カントリーコースで
「第45回ノルウェー大使杯争奪スキー大会」が開かれました。

この日は、朝から大使に市の通訳がついているので、私は観客としてみんなの応援に行きました。
ノルディック大会を見るのは初めて。きれいに整備されたグランドやコース、キラキラ輝く雪山を見て感動しました。

すぐに、小学生の部に参加する教室会員さんに会えました。スキースーツに身を包み、教室で勉強するのと違う姿に
「二人ともかっこいいね、がんばってね!」と声をかけました。

この日競技参加されるノルウェー大使にもご挨拶。エールを送ると、きのうのガイドのお礼を言われました。

隣にいた通訳さんが
「昨晩の雪譜祭りでは、市長さんたちからの市の説明、名産などを通訳したら、大使は何でもご存知だった」と言われました。

大使も「織物協会長が『ここは織物が有名で』と話したときも『知ってます。もう体験しました。』と言ったのよ!」と機織りのジェスチャーつきでおしえてくれました。

競技前のひととき、雪もとけちゃうような笑顔と笑い声に包まれました。

競技参加のクリスティン・イグルム大使

南魚沼市の雪上車  


2024年02月24日 Posted by ほくしん at 12:18Comments(0)

ノルウェー大使②塩沢の休日

ノルウェー大使夫妻(大使は女性)が到着された日は、しおざわ雪譜まつりの日で、祭り会場は賑わっていました。

大使が夜のイベントで餅まきをされるというので、昼の雪上歌舞伎と子ども餅まきの様子をご覧いただきました。
餅まきの由来もご説明し、予習はバッチリ!

江戸時代、脇本陣だった高田屋さんのお宅も訪ね、古今雛や270年間手を加えず保っているお庭などを見せてもらいました。
金沢塗りの大きな盃の説明時には、この金沢を含む北陸地域で今年元日に起きた大地震のことにも触れました。
HP上で大使館からお見舞いメッセージをいただいたことにお礼を申し上げました。

玉こんにゃくを食べながら雪上歌舞伎鑑賞

高田屋さんにて

また祭りに来た私の知人や教え子にも握手をしてくれました。

フリータイムの予定がたってなくて、大使の御意向を伺いながらの手さぐりの案内でしたが、無事に喜んでいただけて、よかったです。  


2024年02月23日 Posted by ほくしん at 19:50Comments(0)

ノルウェー大使をお迎えして①


2/17、駐日ノルウェー大使が南魚沼にいらっしゃいました。

翌日のノルディック大会に参加されるためです。

私は、御滞在先のホテルから大使のアテンドを頼まれました。

大使はとても気さくな方で、この日から始まった雛雪見飾りをご覧いただき、機織り体験もされました。

まず、たて糸が張ってある織機を選び、さらに横糸を一つ選んでもらいました。

大使はコツをつかむのが早く、あっという間に10cm以上織り上げました。

織った布は、つむぎ記念館の方からほつれないよう処置してもらって
「栞3個分になりますよ」
とプレゼントされ、喜ばれました。




  


2024年02月21日 Posted by ほくしん at 20:58Comments(0)

うれしいニュースです

学研塩沢教室卒業生で現在高3生さんが東北大法学部に合格しました!

大学入学共通テスト前に国立大に受かることは大変なことです。

Mさんは年中から中3まで学研教室に通ってくれて、中学時代の冬期3か月間はスキー強化選手として学校を休みながらも学び続けがんばりました。

越後湯沢で行われたワールドカップでは、自ら選手として参加するかたわら外国人選手たちと小さい子どもたちの間で通訳をしてみんなから感謝されたそうです。

すてきな卒業生さんがいてくれることは幸せです。
みんなもそれに続きましょう!  


2024年01月20日 Posted by ほくしん at 18:27Comments(0)

卯年(うどし)大祭

南魚沼市の塩沢地域では、12年に1度の大祭、卯年祭りというのが行われています。

江戸時代から続く歴史あるもので、こちらの地域ではうさぎ年に災害や疫病がはやると言われ、その厄除けに市内旧塩沢町の数ヶ所で4月からお盆にかけて行われています。

300年以上続く祭りで、
1783年には浅間山が噴火してこちらに灰が降ってきて作物が取れなくなり疫病がはやったとか
記憶に新しい2011年には東日本大震災と新潟福島集中豪雨で、山や田んぼが崩れこちらも停電断水が続きました。

昨年は、猛暑による不作、特にこしひかりの等級格落ちはひどいもので、常に1等比率が高かったものが、1等比7.5、2等比57.5、3等比30.2という前代未聞の数値でした。

そして暦の世界では、2月の節分で年が変わるということで、実は今はまだ卯年なのです。

元日に能登半島中心に大きな地震が起きて、迷信と片付けられない古い言い伝えに驚いています。

災害の多い日本に住む先人たちはたびたび大きな災害に見舞われながらも、なんとか力を合わせて復興してきたのだと頭が下がります。

きょう輪島市の中学生約250人が集団避難されました。どうか皆さんお元気でいらしてください。そして災害復興が早く進みますように祈っています。
昨年の卯年祭り
旗持ち、天狗、おかめ、神官、おはやしの屋台など山の集落をまわります
  


2024年01月17日 Posted by ほくしん at 14:27Comments(0)

いつもどおりに教室ができる幸せ

元日から大きな地震にみまわれました。
こちらは最大震度5強でしたが、市内に被害はなく、安全を確認した上で、1月4日から教室を始めました。

教室では、それぞれがどこで地震にあったかを話してました。
今教室に通っているお子さんたちは中越大震災も東日本大震災も知らないので、「こんな大きいの初めてだ」と興奮気味に話していました。

ところで例年、新年最初の教室では、新年の挨拶ができた人にお年玉をあげてます。祝儀袋の中にお金のチョコと鉛筆などが入ったものです。

今年は「おめでとう」という雰囲気はないので、あえて新年の挨拶は私からは言わずに、「こんにちは」と言ってみんなを迎えていました。
ところが毎年の恒例を知っている高学年生たちは、学習が終わって帰るときに「あけましておめでとう」と言ってお年玉を催促するのでした。
おもわず吹き出してしまいました。

こんなふうに笑顔で教室が始められたことをありがたく思っています。

いつもどおりの日常をおくれることに感謝すると共に、被災地のライフラインが早く復旧しますように祈っています。  


2024年01月08日 Posted by ほくしん at 11:20Comments(0)

建設業のイメージを変えるポスター

12年前、年長さんのときに教室に通っていた高3生さんが、建設業協会のポスターのデザインに応募し優秀賞を受賞しました。
雪国新聞に載った写真を見て、すぐ○○ちゃんだとわかりました。

慢性的な人手不足にある建設業のイメージを変えようと建設業協会が募集したものだそうです。

彼女の作品はとてもカラフルで、ポップ!
建設業に勤めるご両親から話を聞いて、全てのキャラクターをオリジナルで作ったそうです。

おとうさまのFacebookに
「ポスターほしいです」
とつぶやいたら、昨日おうちの方が持ってきてくれました。
2部いただいたので、2教室それぞれに貼ろうと思います。

今にもキャラクターたちが動き出しそうで、見ていて楽しくなるポスターです。
年の暮れにほっこりしました。

下が高3生さんの作品  


2023年12月31日 Posted by ほくしん at 15:50Comments(0)

「で、どうだった?」

小学校の学習発表会があった翌日の教室のこと。この日は振替休日なので、姉妹の会員さんが開室時刻より早く来ました。

挨拶して、入室のカードマナミルを機器にかざすなり、おねえさんの方が
「で、どうだった?」
と聞いてきました。私が戸惑いながら
「学習発表会は今年も家族2名までとなってたから行けなかったの」と言い終わらないうちに、
「発表会じゃなくて、先生同窓会に行って来たんでしょ。それがどうだったの?と聞いてるの。」と言うのです。
「あらそっち?同窓会とっても楽しかったですよ。○○ちゃんも学習発表会どうだった?」とこちらが遅れてたずねる始末。

小学校低学年は自己中心的なものだと思っていたけれど、私がふとしゃべったことも覚えて気づかってくれて、ありがたいなと感激しました。

学習発表会の方もうまくできたようで、
「舞台のそでで校長先生が感激して泣いてたんだよ」と報告してくれました。

愛情たっぷりのご家庭で、温かい先生やお友達に囲まれて、すくすくと育っていってるんだなと想像しました。

こちらの写真は11/14夕方、市の図書館で行われた「読み聞かせと音楽のミニコンサート」の様子です。久しぶりに音楽を聴いてリフレッシュしました。

  


2023年11月19日 Posted by ほくしん at 19:12Comments(0)

今度の祝日は?

祝日があると、子どもたちに何の日か聞くようにしています。
意外と知らないお子さんが多く、
「何の祝日かわからない人は休まず勉強してください。」
と言うと、お決まりのようにみんなざわついて、
「○の日?」
と当てずっぽうに言ってきます。

今回は
「きょうの宿題シールはおばあちゃんシールだったでしょ。」
とヒントを出したり、
「わからない人はおうちでおじいちゃん、おばあちゃんのお手伝いをしてください。」
と言って、やっと
「敬老の日だ!」
と気づいてくれました。

すると一人の中学生が私に向かって、手を合わせ拝んでくるのでした。

  


2023年09月19日 Posted by ほくしん at 18:35Comments(0)